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ICUにおけるチーム医療体制

ICUでは、医師や看護師をはじめ多様なスタッフがそれぞれの専門知識を活かしチームで医療にあたることが重要になってきています。救急・集中治療専門医、病棟クラーク、リハビリテーション専門医、理学療法士、作業療法士、セラピスト、臨床工学技士、薬剤師、栄養管理士、ソーシャルワーカーなどがチームに加わってチーム医療がとれる体制を整える病院も増えています。患者さんの情報共有を徹底し、それぞれの専門性を尊重した多職種によるチームが有機的に運営されることが重要だと考えられています。このページではそんな専門職の中から集中治療医、薬剤師、リハビリテーション職の仕事をピックアップしてご紹介します。

集中治療医

さまざまな臓器不全、多臓器不全などを発症している重症者の全身管理とケア、そして命をつなぎとめるための高い知識と技術をもっている専門医のことを集中治療医といいます。集中治療医になるためには、まずなんらかの専門医を経てから、集中治療医としての経験を積む必要があります。具体的には、専門医資格をとってから日本集中治療医学会が認定した施設で1年以上勤務して、集中治療にかかわる論文や学会発表をすると集中治療医専門医試験の受験資格を手にすることができます。

ICUにおける薬剤師

ICUでは薬剤師もチーム医療の一員として活躍しています。薬局で見かける薬剤師は薬の調剤や窓口で服薬指導などをしていますが、病院の薬剤師はICUを含む病棟や外来で最適な処方、患者さんへの服薬支援に加えて、正確な使用確認や使用後の副作用の評価、投薬に基づくフィードバックなどの役割を担っています。ICUでは合併症を抱える患者さんも多いためいろいろな医療機器が使用され、より薬の扱いが複雑になります。薬物治療も薬の効果や副作用、相互作用などを正しく評価することが重要です。今後はますます薬剤師がICUに専従することが増えていくでしょう。

ICUにおけるリハビリテーション職

ICUでリハビリテーションをするイメージはないかもしれません。絶対安静でたくさんの医療機器が装着されているようなイメージだと思いますが、早期回復に向けた支援もICUの重要な役割です。理学療法士や作業療法士はICUに入っている重症患者に対して呼吸やさまざまな臓器の機能回復、また退院後早く元通りの生活ができるようリハビリテーションをおこないます。完全に全身状態が安定するのを待つよりも安定の兆しに合わせてリハビリテーションをスタートすることで、身体の機能維持にもつながります。ICUの専門チームと専門家の指導の下で早期リハビリテーションを実施し、退院を早めて社会復帰までの時間を短縮できるようにしています。

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