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ICUで活躍したい看護師さんへ

看護師がICUで仕事をするメリットは?

ICUで活躍したい看護師さんへ

働くメリットとは

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仕事に集中できる

ICUでは基本的に1人の看護師対し担当患者数は2人です。一般病棟だと1人の看護師に対し患者数7人前後を担当するので、記録や必要書類をそろえるなど看護以外の仕事もかなりの負担になってきます。ICUは一般病棟に比べて事務作業の負担が減り看護の仕事に集中しやすいのです。
また、ICUは意識がない、もしくは鎮静がかかっている重症の患者さんが多いです。よって一般病棟のようにトイレや食事、入浴や移動などの日常生活援助がほぼありません。緊急性のないナースコールや世間話の付き合いなどがありませんので寂しいと感じることもあるかもしれませんが、これも仕事に集中できる理由です。
さらにICUは壁や仕切りがなく患者さん全員を見渡せるよう動線の無駄が少ないワンフロアになっています。一般病棟のようにあちこちの病室を行ったり来たりする必要がありません。ICUではベッドサイドでの仕事がほとんどです。一般病棟のように病室でバイタルやアセスメントをメモして、ナースステーションで記録するような二度手間もありません。
以上のように、ICUは雑務や移動、手間などが最小限で済み、本来の看護業務に集中できるのでスキル向上にも有効な環境だと言えるでしょう。

看護師としてもレベルが上がる

ICUの看護師は毎日重症患者を集中して診ているので自然と看護のレベルが上がります。ICUでは医療機器からの情報をアセスメントして全身管理をします。人工呼吸器の看護や心電図の読み取りなどはできて当たり前です。重症患者は1つ処置を間違えると急変につながることもあります。プレッシャーの中で気を配って看護をして看護の質も向上します。
また、ICUは急性期の職場なのでスピードと判断力が求められます。緊張感の中で素早くアセスメントしなければなりません。時間がかかってしまっては症状がますます悪化していきます。ICU看護師には素早く正確な判断力が必要です。いま優先してやることとそうでないこと、判断をミスしてしまっては患者さんの命にも影響しかねません。プレッシャーの中で取捨選択する経験により日々判断力が鍛えられ、自らの看護に迷いがなくなります。
そして、ICUでの業務はマルチスキルを身につけるのに役立ちます。ICUはさまざまな診療科の患者さんが集まる場所です。ICUで経験を積めば診療科の枠を越えてどんな患者さんでも自信を持って診ることができるようになるでしょう。幅広い経験と知識を持った看護師になることができれば、キャリアの幅も広がります。

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