先輩看護師の体験談
勤続7年目・Yさんの話
救急で4年勤務したあとにICUに異動しました。救急から次のキャリアとして高度な看護技術とアセスメントを身につけたいと思いICUを希望しました。現在は、緊急入院や大きな手術を受けた患者さまの看護にあたっています。ICUでは高齢者から小児までさまざまな診療科の患者さまが入院しています。患者さまそれぞれに合った看護ケアを実践することを心掛けて勤務しています。看護ケアが効果的に働いて回復され一般病棟に移るときは本当に嬉しいです。ありがとうと言っていただくたびにやりがいを感じます。
救急、ICUとキャリアを重ねてきましたが、最終的にはジェネラリストを目指しています。直近の目標は患者さまを第一に考えられる看護師になることです。今後もスキルを磨き、急性期から緩和ケア、在宅看護まで幅広いフィールドで活躍していきたいです。
勤続9年目・Hさんの話
呼吸器内科で4年間勤務したあとICUに異動しました。認定士の勉強をしていたときに重症患者さまの看護に興味を持ちICUで働きたいと思い異動を希望しました。現在は、重篤な病状の患者さまの看護にあたっています。ICUは急性期に特化しており、病状が安定すると一般病棟へ移されます。一般病棟のように長期にわたって関わることはできません。当初は戸惑いを感じていましたが、いまではICUならではのレスポンスの速さにやりがいを感じています。
まだ長期的な目標はありませんが、興味のある分野がたくさんあり、ジェネラリストを目指しつつもさまざまな分野の知識を深めていきたいと考えています。
勤続5年目・Sさんの話
ICUは、特有の忙しさがありますが、他の医療スタッフと連携しながら日々勤務しています。一般病棟に比べると経験年数が長い先輩看護師が多く配属されており、より専門的な知識や技術を学べる環境だと思います。私は、主に術後患者さまの管理をおこなっていますが、一般病棟にはない人工呼吸器の管理など高度な医療を提供しているため、看護師として多くの技術が習得できていると感じています。早期回復にむけて、治療だけでなく看護の方向性なども話し合って共有しています。今後も患者さまが1日でも早く一般病棟へ転棟できるよう看護していきたいと思っています。
勤続5年目・Nさんの話
新人の頃は、ご家族との接し方もわからず悩んでいました。先輩看護師の背中を見ながら家族背景なども考慮した家族看護の重要性がわかってきた気がします。退院後の生活も含めて考えられるような看護師になりたいと考えています。ICUでの早期リハビリに力を入れており、PTからコツを教わってリハビリを実施することもあります。退院後も患者さまがもとの生活に戻れるように早期ケアに重要性を感じています。
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